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【一級建築士】令和4年度製図試験「基準階の合計3,000㎡」について|なぜ解釈が2つに分かれたのか?

ざわわ
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ざわわ
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私は令和4年度一級建築士「設計製図の試験」を受験しました。

試験後某SNSを開くと「基準階の合計3,000㎡」の議論が沸き上がっている…!

ざわわ
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最初は何のことだか分からず、時間が経つにつれ真っ青に。

そう、私はもしかしたら問題の解釈を誤ったのかもしれません。

…真相を知るのは試験元のみ。

  • 「なぜ、こんなことに?!」
  • 「不合格になったらどうしよう…失格にしないで…」
  • 「以後同じような出題がされたら、どう回避すれば良い?」

試験が終了した今もずっと心に引っかかっており、モヤモヤを成仏させたい一心でこの記事を書いています。

注意事項が2点あります。ご一読ください。

  1. この記事は2022年10月18日に公開しています。
    「基準階の合計3,000㎡」の解釈が合否にどう影響するかは、
    2022年12月26日(予定)の合格発表まで分からない状況です。
  2. 合否基準は試験元が判断するため、
    合否判定に関するご質問等にはお応えできません。
お 知 ら せ

追記:2022年12月26日
筆者は2022年度製図試験に不合格(ランクⅣ)でした。

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「基準階の合計3,000㎡」とは?

「基準階の合計3,000㎡」とは?

…「(3)要求室」に記載されている、貸事務室の「床面積」が2つの意味に解釈できる事象のこと。

「2つの意味に解釈できる」とは、

  1. 貸事務室A+貸事務室B=3,000㎡(多数派)
  2. コアを含む基準階面積=3,000㎡(少数派)

のことを指します。

ちなみに私は②を選択。というか…

試験中に何回問題を読んでも、①の考え方は1mmも思い浮かびませんでした…

令和4年度の問題は「階数が自由」であったことから、受験生の解釈でプランの方向性が大きく変わります。

つまり、解釈を間違えると(合否が出ていないので間違いかどうかも不明)一気に不利になり、今までの努力が一瞬で水の泡になる。という事態が発生します。

私の心からのお願いは、どうか『どちらの解釈をしても合格基準に乗せてほしい』『即不合格の判断をしないでほしい』ということです。

①貸事務室A+貸事務室B=3,000㎡

①と解釈できる根拠

面積表で「(3)貸事務室A及び貸事務室Bの合計床面積を記入する。」と指示。

したがって「貸事務室A+貸事務室B=3,000㎡」と推測できる。

②コアを含む基準階面積=3,000㎡

②と解釈できる根拠

道路高さ制限から逆算した建物の床面積・セキュリティ・ゾーニングを考慮すると、基準階には貸事務室A・貸事務室B(+トイレや倉庫などのその他必要な室)しか計画できない

したがって、表の床面積は「基準階の合計(貸事務室A・Bのフロア)=3,000㎡以上」と解釈できる。

なぜ、解釈が2つに分かれたのか?

ポイントは「基準階」の意味をどう解釈したのか。

「基準階」解釈のポイント
  • ①では、「基準階=単に階数」と解釈した。
  • ②では、「基準階=同一平面の階が複数の層として重なる時の代表的な平面計画」と解釈した。

このポイントは、私自身が考えに考え抜いた結論です。

②の解釈についてですが、例えば平成21年「貸事務所ビル」では、

“貸事務室の基準階有効率について、

[(基準階の賃貸部分の床面積/基準階の床面積)×100(%)]に配慮”

という文言が記載されていました。

この文章の『基準階』の部分を

「同一平面の階が複数の層として重なる時の代表的な平面計画」

と差し替えても、きちんと日本語として成立します。

つまり『基準階』の言葉は

  • ①の単に階数という意味だけでなく、
  • ②の平面計画の意味を含む言葉として使用されることがある。

ということです。

他にも、
「基準階を決めれば、プランがまとまる」
「基準階の検討を優先的に行う」
「基準階の規模を想定する」
といった使い方がありますが、これも②の意味として捉えることができます

なお、今回の問題では、(3)要求室の特記事項に、「基準階には、貸事務室Aと貸事務室Bを計画する」と既に記載があります

あえて床面積の欄に「基準階の合計」と追記したことにより、混乱が生じたように感じます。
少なからず、私は「基準階の合計」の一言におもいっきり引っ張られました。

「要求している主要な室等の床面積の不適合」に該当する?しない?

昨年度試験の合格基準では、下記のことが記載されていました。

令和3年一級建築士試験「設計製図の試験」合格基準等について

ランクⅢ及びランクⅣに該当するものが多く、具体的には以下のようなものを挙げることができる。
・設計条件に関する基礎的な不適合:「要求している主要な室等の床面積の不適合」

(公財)建築技術教育普及センターのホームページ

現在(記事公開時:2022年10月18日)は合格発表前であるため、「基準階の合計3,000㎡」の解釈が②でもOKだったのか。①でなければならないのか。は不明です。

前述のとおり、令和4年度の試験は解釈により床面積の合計が変わるため、面積表だけ確認してランクⅢまたはランクⅣにする。という最悪の事態は避けてほしいと切に願っています。

以後同じような出題がされたら、どう回避すれば良い?

試験後「蓋を開けてみたら解釈が違った」という経験して、想像していたより強く恐怖を感じました。

この記事をここまで読んでくださった皆さんも、明日は我が身かもしれません。

私自身も二度と苦い時間を過ごさないように、反省をまとめてみたいと思います。

  • 試験時に違和感を感じたら、その正体を突き止める。
  • 問題文の一部分だけを注目せずに、他の文章・記述用紙・図面用紙の隅々まで目を通し、整合性をとる。

私は図面用紙の面積表に「貸事務室A+貸事務室Bの合計」を記入している時に、一度違和感を感じました

面積が3,000㎡に満たないのに、なぜあえて書かせるのだろうと。

でも問題文を再度確認「基準階の合計3,000㎡以上」だからOK!と自信満々に回答しました。

なぜなら基準階には「貸事務室+その他必要な室」以外計画しておらず、要求図書に沿った「基準階」だったのですから…

まさか、この文言が重要な鍵を握っているとも知らず….

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

製図試験は極限の緊張状態大量の文章を正確に解読し、組み立てる力が要求されています。

そしてミスと判断されると、容赦なく不合格通知を受ける厳しい試験です。

どうか今回の床面積の件が、ミスと判断されませんように。

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ざわわ
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建築士×宅建士(挑戦中)
「オンライン講座で安く合格できるのか?」をコンセプトに、
  ⚫︎一級建築士(学科合格)
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のダブルライセンスを目指しています。
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